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2014年10月25日土曜日

Eマート、農薬基準値89.5倍超過のバナナ販売

ソウル市中区庁は16日、新世界フードが輸入し、Eマート驪州物流センターに保管されていたバナナ2405キログラムから残留農薬が過剰検出されたとして差し押さえたそうです。24日に業界関係者が明らかにした話を韓国メディアが伝えていました。

このバナナは当初、食品医薬省による輸入直後の検査と、Eマート独自の物流センターのサンプル抽出検査では、適合判定を受けていたといいます。

けれども、京畿保健環境研究院が16日に販売店で定期検査をおこなったところ、バナナから基準値である0.02ピーピーエムの89.5倍に相当する1.79ピーピーエムの農薬(イプロジオン)が検出されたため、中区庁が差し押さえをおこなったとか。

この時点で、Eマートは販売した1000箱のうち833箱は回収できたものの、残りは市中に流通​​されていたそうです。

Eマート側は、イプロジオンが「9月から基準を大幅に高めたせいで農薬が過度に検出されたようにみえるものの、実際には人体に無害だ」と主張。基準値よりも高い数値が検出されたにも関わらず、消費者に積極的に知らせなかったことについては、食薬省の正確な調査結果が出るまでは発表を控えたと説明しているようです。

ちなみに日本におけるイプロジオンの基準値は10ピーピーエムだそうです。韓国は以前は5ピーピーエムだったものの、欧州が0.02ピーピーエムであることから、9月に変更した模様です。