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2014/03/23

郡山のなかの日本と中国



韓国映画「8月のクリスマス」のロケ地だった全羅北道の郡山。高速バスだとソウルから3時間弱なので日帰りも可能ですが、じっくりと見て歩くのなら一泊するのもいいかもしれません。

日本人にとってオススメの場所は、月明(ウォルミョン)洞にある「近代歴史体験空間」でしょうか。郡山市が日本家屋を買い取ってリモデリングした趣のテーマパークで、宿泊もできるそうです(写真など)。

ただし韓国の訪問者からは、「イマイチ」とか「インパクトがない」といった意見も聞かれるそうです。より充実したコンテンツづくりがなされれば、日本からも郡山観光の目玉として、より多くの客を呼べるかもしれません。

郡山には日本関連の建物だけではなく、華僑関連の施設もあります。

韓国の華僑は、ソウルや仁川・釜山に住んでいたといった認識が強いようですが、日本統治下の郡山にも1000人ほどの華僑が住んでいたといいます。そういったことから、市内には華僑のための郡山華僑小学校や中華基督教郡山教会が今も残っています。

郡山華僑小学校は、1949年に校舎が火事で焼失したため、日本統治時代に遊郭だった建物を使っていたことで有名でしたが、現在は引っ越しをして、コンクリート造りの新しい校舎で生徒は授業を受けているそうです(遊郭だった建物も2002年に火災で焼失)。

中華基督教郡山教会は、1959年に反物商を営んでいた初慶新の夫人である趙桂枝と米国人宣教師のミック・ケランが中心となり、華僑の献金などを受けて建てられた教会だといいます。ただ、かつては繁栄した教会も、現在では華僑の信者はほとんどおらず、中国から来た漢族や朝鮮族の労働者や留学生が通っているとか。

韓国では、1960年代以降に外国人の土地所有を規制する政策をとったため、華僑は海外に移住し、た人が多くいましたが、それ以前は貿易商や漢方薬店・雑貨商・中華料理店・野菜農家などを営んでいたそうです。

郡山にも華僑の経営する中華レストランも多くあったものの、華僑の海外に流出にともない、中華レストランの数も減少。昔ながらの中国風の店は、濱海園など数ヶ所を残すのみになったそうです。