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2013年9月11日水曜日

アデノウイルスによる「熱風邪」に注意

韓国の疾病管理本部は2日、アデノウイルスによる子供の「熱風邪(ヨルカムギ=열감기)」が流行すると予想し、注意するよう呼びかけていました。

アデノウイルスは49種類に分類され、種類ごとに高熱のほか、喉の痛みや扁桃腺炎、筋肉痛といった症状を起こす病原ウイルスで、一週間程度の潜伏期間ののちに発症するそうです。

アデノウイルスによる風邪は、投薬などによる根本的な治療方法がないとか。通常、一週間ほどで回復する場合が多いといいますが、二次的な合併症である閉塞性細気管支炎にかかる場合もあるようです。

アデノウイルスによる風邪を予防するためには、手洗いの慣行のほか、人が多く集まる場所を避け、朝晩の寒暖の差に気をつける必要があるといいます。

「熱風邪」というのは、季節の変わり目などにひくインフルエンザウイルスによらない風邪で、高い熱がでるために熱(ヨル=열)風邪(カムギ=감기=感気)と韓国では呼ばれています。ちなみに韓国語でインフルエンザは毒感(ドクカム=독감)といいます。

また韓国は先進国ですが、後進国疾病といわれているA型肝炎や結核の罹患者が多いので、症状が改善しない場合には、ほかの病気を疑う必要があるかもしれません。

韓国で結核患者が多いのは、抗結核薬の効かない結核の流行もありますが、病院で隔離治療中なのに、外出や外泊をして、ほかの人に感染させるケースがあるからなのでしょう。

韓国では「ヨンガシ」や「風邪」といった感染パニック映画がありますが、病院での患者管理があまりにもルーズなので、現実のものとなる可能性も否定できません。