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2013年6月10日月曜日

イノシシVS珍島犬



MBCによると9日、京畿道東豆川市内の中心部に野生のイノシシが現れ、商店で飼って珍島犬と取っ組み合いになり、出動した警官によって射殺されたそうです。

イノシシは午前5時20分ごろに目撃され、警官と消防隊員が捕獲作戦にでたものの、興奮していて近づくことができず、警官が銃弾3発を発射して射殺したとのことです。

イノシシは身長1メートル、体重50キロほどのメスだそうで、群れからはぐれ、エサを求めて街なかまで降りてきたのではないかとみられているようです。

ネチズンの間からは、イノシシと戦った珍島犬を勇敢だと讃える声があるものの、動画を見る限りにおいては、鎖につながれていたために逃げられなかったために戦った可能性もあります。当該の珍島犬は、勇敢さと毛並みの模様から「虎珍島犬」「ハイエナ珍島犬」と呼ばれているとか。

韓国ではトラやヒョウなどの大型捕食者の数が減ったうえに、密猟者の監視と山林の緑化がすすんだため、イノシシの個体数が増加。現在、韓国全土で25万頭ほどいると推定されているといいます。農作物への被害が大きく、都市部では銃の使用が難しいことから、環境部が捕獲枠(ワナ)を設置して捕まえているそうです。

ちなみに江原道の束草市には「王道猪」(ホームページ)というイノシシ料理専門店があるとか。ホームページにある動画を見ましたが、サムギョップサルやチゲに入ったイノシシの肉は豚肉と見た目は同じです。

イノシシの生食も豚肉と同じで、旋毛虫症(せんもうちゅうしょう)という食中毒になる危険性があるようです。日本では発症例はないようですが、韓国では過去に3件が確認されているそうなので、生食は避けたほうが無難かもしれません。

オム・テウン主演のB級低予算映画「人喰猪、公民館襲撃す!」(予告編動画)は、巨大イノシシがでてきて人を襲う「ジョーズ」の地上版といった作品でしたが、米国では3メートル近くある巨大イノシシ(もしくは巨大ペッカリー?)が仕留められたこともあるとか。人を食うかについては知りませんが、人を襲うのは事実だそうで、もしイノシシにばったり会ったら、大声を出さずに、木や塀などの高いところに登り、いなくなるのを待つのが得策とか。