新大久保に行くと、ついつい買ってしまうのがバナナ牛乳です。外国人にとってアルコールを除く韓国の飲み物といえば、ピングレのバナナ牛乳なのではないでしょうか。
ピングレのバナナ牛乳は、正式にはバナナ味牛乳(바나나맛우유)といいます。バナナ牛乳は南陽乳業やソウル牛乳・毎日牛乳など他社でも販売していますが、韓国に住む外国人にとっては、ヤクルトのプラスチック容器のようなバナナ味牛乳しか売り場では目に入らないようです。
Agra-foodによると、中国でも紙パックのバナナ牛乳がコンビニで売られるようになり、値段が高い割にはバナナ味の牛乳という斬新さがウケて、売り上げが好調だとか。はじめてバナナ牛乳に接する人にとっては、パッケージは無関係なのでしょうね。
上の写真の右側はオリオンのクラッカー高笑美(コソミ)です。塩味がきつくなく、細かいグラニュー糖とゴマが入っていて上品で香ばしい味がします。コソミ(고소미)という製品名は、香ばしい(コソハダ=고소하다)のコソ(고소)と美しい(美=미)からつけられた名前なのでしょうね。
高笑美は1990年代に製造中止になったのが2002年に復活。パッケージデザインを一新し、形を握りやすいラウンド型にしたことがヒットにつながったようです。
コソミ(고소미)はインターネット社会においては、犯罪事実を捜査機関に申告し起訴することを要求する行為=「告訴(コソ=고소)」を意味する隠語になっているそうです。
インターネットの掲示板やブログなどで相手から悪口や人身攻撃を受け、個人情報などをさらされると 、「コソミ召し上がりたいですか?」といわれるのだそうで、「告訴される」ことを「コソミを食べる(コソミルルモンヌンダ=고소미를 먹는다)」と表現するのだとか。