韓国日報、編集局封鎖事態

社主の200億ウォン業務上背任疑惑と編集局長更迭問題で労組と軋轢が生じていた韓国日報の使用者側が15日午後、「用役業者」の排除要員10人余りを用いて、ソウル市中区南大門路2街の韓進ビル新館15階にある編集局から記者を排除。ドアを封鎖しているとのことです。

韓国メディアによると使用者側は記者に対し、社規の遵守と会社が指名した編集長や部門長の指揮に基づいて仕事をするとの「労働提供確約書」にサインをしなければ、編集局への出入りや記事編集用の電算システムへのアクセスを許可しない方針を突きつけているといいます。

韓国日報は不偏不党を社是とし、中道を編集方針としてきたようですが、近年、進歩的な意味合いの記事が目立つようになっていたそうです。

ちなみに「用役業者」とは、ロックアウトを解除したり、再開発事業に反対する住民を追い出す作業をおこなう業者で、韓国では警備会社や民間軍事会社がこの種の仕事をしているようです。排除業務においての事件・事故が多く、柔道経験者や組織暴力団の構成員とおぼしき人物が要員に含まれているとの指摘もあります。

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