サイト内検索

🄫10enpan


2013年3月7日木曜日

啓蟄にカエルのタマゴを食べていた?



韓国では、「啓蟄の日にカエルのタマゴを食べる風習は今は消えた」(全北大学校20世紀の民衆生活史研究所無形文化研究会)ものの、かつてはカエルやサンショウウオのタマゴを探しだして、すくって食べていたのだとか。

関連の話題はSOLIVE KOREAの「面白いお天気の常識」にもでていました(上のYouTube2分20秒過ぎから)。

脱皮と再生を繰り返す動物のタマゴを食べることにより、不老長寿を手に入れることができるといった原始的な信仰心のほかに、精力がつくとか、腰痛が治るとかいった理由で食べたようです。

また中国でも、啓蟄にはカエルのタマゴを食べていたといいますから、中国由来の風習なのかもしれません。

北朝鮮の軍人は、(風習とは無関係に?)食糧不足からカエルのタマゴを食べていると自由アジア放送が報じていました。

歌手のカン・スジは子供の頃、カエルを食べていたと話していました。

韓国では、1973年に日本から食用ガエル(ウシガエル)を持ち込んだのですが、逃げ出して大量繁殖し、生態系を脅かす事態に発展していました。しかし、軍や環境団体による「ウシガエル撲滅作戦」が功を奏したこと。また、近親交配による遺伝子劣化で生存能力が急激に落ちたことなどと相まって、現在ではあまり見られなくなったといいます。

啓蟄は韓国版「バレンタインデー」で「愛を告白する日だった」という話もあります。この日には、愛し合うカップルがイチョウの実(銀杏)を分け合って食べていたとか。

イチョウは離れて植えられていても実を結ぶので純潔の愛を、たとえ皮が硬くても生え、千年を生き抜くので永遠の愛を象徴しているといいます。