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2013年1月26日土曜日

大阪朝鮮学園が朝鮮学校「無償化」求め提訴



北朝鮮による日本人拉致を金正日が認たことで、在日社会からの求心力を失った朝鮮総連ですが、このところ朝鮮学校の「無償化」除外撤廃運動をてこに、組織の活性化をはかろうとしています。

そんななか、大阪朝鮮高級学校を運営する学校法人「大阪朝鮮学園」が24日、国を相手取り、同校を「無償化」の対象に指定するよう求める訴状を大阪地裁に提出したと報じられています。

学校側は、生徒とは関係のない外交的・政治的な問題で朝鮮学校を「無償化」から除外するのは、裁量権の逸脱・乱用にあたると主張しているようです。

確かに民主党の菅政権が延坪島事態を理由に、朝鮮学校の「無償化」の審査を停止したことについては、学校側に責任があったとは思えません。

しかし、朝鮮学校の運営や教育内容を問題視する声は多く、「ノーフェンス(北朝鮮強制収容所をなくすアクションの会)」の宋允復氏のように、在日コリアンの側からも、朝鮮学校の「無償化」については反対する意見が出ています。

九州や愛知といった朝鮮学校は、朝鮮総連の関係者が学校の敷地などを担保に金を借りたものの、謝金が返せなかったために、整理回収機構(RCC)に仮差し押さえられているといいます。

また朝鮮学校は、財政難から校舎は老朽化したままだったり、グラウンドやプールのない学校もあるに、渡航費だけでもばかにならない平壌での迎春公演(動画)には授業期間であるのにもかかわらず、生徒に学校を休ませて参加させているようです。

朝鮮学校は生徒よりも北朝鮮のキム政権を意識した学校運営をしているのです。

「無償化」除外撤廃運動のオルガナイザーは、朝鮮学校にとって都合のいい限定的な情報しか提示しません。

また岩波ブックレット「知っていますか、朝鮮学校」(朴三石著)や韓国のドキュメンタリー映画「ウリハッキョ」(キン・ミョンジュン監督)では、金日成や金正日が学校でどのように取り扱われているかについては触れていません。

朝鮮学校を紹介したい人たちは、北朝鮮同様、自分たちが見せたいところだけを見せ、見せたくない部分については隠そうとしているのでしょう。

大阪朝鮮学園は、学校の管理運営について(大阪朝鮮学園のホームページ
学校の管理運営については、学校法人大阪朝鮮学園が責任を持って管理運営しております。 朝鮮総連のホームページには、大阪朝鮮学園の学校運営に関して誤解を招く記載があるので、現在、大阪朝鮮学園として、朝鮮総連に対して修正の申入れを行っております。
と記していますが、中級・高級学校の運動会では朝鮮人民軍の「閲兵行進」のまねをさせられていました。これは学校の自主的な判断によっておこなわれていたのでしょうか。

朝鮮学校の「無償化」は朝鮮学校が朝鮮総連と絶縁し、適切な運営と教育をおこないさえすれば解決する問題です。それをせずに国に「無償化」を求める手法は、差別を口実に不当な要求を突きつける従来の在日社会の悪癖そのものです。

この問題の被害者はもちろん朝鮮学校の生徒ですが、加害者は日本政府ではなく、朝鮮学校を管理する側のような気がします。