韓国の家庭では袋入りのインスタントラーメンは主にアルマイトの鍋を使って作り、その鍋のフタを皿代わりにして食べるのが一般的ですが、軍人は鍋を使わずに袋に直接お湯を入れて食べます。
ポグリ(뽀글이)と呼ばれるこの軍人が作るラーメン。ポグリの本来の意味はおばさんなどがきつくかけるいわゆる「おばさんパーマ」ですが、似たようなヘアースタイルの金正日のことも韓国ではポグリと言っています。
作り方ですが、まずはインスタントラーメン選びから。辛ラーメンのように袋の内側がアルミみたいになっている袋の丈夫な韓国ラーメンを買ってください。袋が薄いビニールのラーメンは熱いお湯を入れると熱で伸びたり破れたりする可能性があります。
袋を開ける前に麺を袋の上から割っておきます。次に袋の中からスープの素(粉末スープ)や具などを出し、その中身を袋の中に入れます。ただし、粉末スープは全部入れるとしょっぱくなるので3分の2くらい入れます。
袋の中に熱いお湯を注ぎ、口をクリップや輪ゴム・2つに割る前の割り箸で挟み、鍋で作るときよりも若干長目に待ちます。5分のものだと6分とか。
袋の口を開け箸で中身をかき混ぜたら出来上がり。味はというと鍋で作ったラーメンの方がおいしいです。趣だけを楽しんでください。
ポグリは袋の成分が溶け出し、健康に悪いという説がありました。けれどもポリエチレンやポリプロピレンはお湯を注ぐ程度では問題がないとのことです。ただし袋が変形して中身が飛び出す危険性があるので、ラーメンは鍋で作ったほうがいいと食品医薬品安全庁はアドバイスしていました。
こちらは「携帯用発熱パック」の名前で売られている自動発熱式のポグリ用パックです。水でインスタントラーメンなどが作れる、アウトドアや災害時の非常食に使うパックです。
2013年1月21日月曜日
韓国の軍人式ラーメンの作り方
5:46
JST