食品医薬品安全庁は26日、ホームページを通じて、JIANGXI BAINIANGUDU WINE CO.LTD社(中国)が製造している蒸留酒「百年孤独」から可塑剤成分のジブチルフタレート(フタル酸ジブチル=DBP)が2.4ppmから2.7ppm検出されたため、該当製品を販売禁止および回収すると発表しました。
DBPは硬い性質のポリ塩化ビニール(塩ビ=PVC)に柔軟性を与えるために添加される溶剤で、内分泌かく乱物質(環境ホルモン)として関心がもたれています。プラスチックの容器や塩ビ手袋からの溶出で食品を汚染する場合があり、通常の生活でも摂取している物質ではあります。
「百年孤独」は、宮崎県児湯郡高鍋町の(株)黒木本店が作っている麦焼酎「百年の孤独」と名称や包装が似ており、双方ともに韓国で流通しているため、トラブルになっていました。
2012年12月28日金曜日
食薬庁、中国酒「百年孤独」を販売禁止および回収措置
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