市民団体「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」のメンバー13人が、26日から3泊4日の日程で、女子挺身隊だったヤン・クムドクさんに会うため、光州を訪れるとのことです。アジア経済などが市民団体の発表を伝えていました。
メンバーは、光州学生独立運動記念館や国立5.18墓地なども訪問する予定だとか。
「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟」とは、第二次世界大戦末期に朝鮮半島から名古屋の三菱重工へ動員された女性らが起こした損害賠償請求訴訟で、日本の裁判では1965年の日韓請求権協定で解決済みとの判決により、原告側の敗訴が確定しています。
韓国では、人道に反する行為や植民地支配での損害賠償請求権は、日韓請求権協定の適用対象ではないとの判断が、今年5月に日本の最高裁判所に当たる大法院で下されました。原告側は当該企業と話し合い、補償目的の基金設立を要求していたものの、企業側から却下されたとの報道がありました。
女子勤労隊やその遺族に対しては、日本政府ではなく、韓国政府に対して補償請求をおこなうべきではないかとの意見もあります。