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2012年12月7日金曜日

ソウル市、2014年までに永登浦「ドヤ」295世帯のリモデリング推進

(ソウル=ニュースワイヤー) 2012年12月06日--総441戸の「ドヤ」が集まっているソウルの代表的な「ドヤ」密集地域の永登浦駅周辺.。この一帯の「ドヤ」の約67%に該当する295世帯が来る2014年、以前よりも快適で安全な環境になる。「ドヤ」は密度が高く、火災などの事故時もより危険が大きいが、現在は安全な施設はほとんどなく、暖房施設も不十分なのが実情だ。

ソウル市は永登浦区庁や建物主・教会などの民間と協力し、「永登浦洞ドヤ街リモデリング事業」を推進。ドヤ街居住民の最低住居安全ラインを準備すると明らかにした。

今回の事業は建物主の同意とソウル市および自治区の協力で「ドヤ」各戸ごとに消防や電気などに安全施設を設置。万一の事故を防止することはもとより、暖房および断熱施設、共同トイレおよび台所などの劣悪な環境を改善する事業だ。

市はまずモデル事業として来年1月までに95世帯(永登浦洞422-63番地、建物1棟)に対するリモデリングを終え、以後、建物のオーナーと「ドヤ」居住民の追加申請を受け、2013年100世帯、2014年100世帯の総295世帯を段階的に改善する計画だ。

来年1月までに完工する95世帯のモデル事業推進は、去る6月8日パク・ウォンスン市長・永登浦区庁長・荒野教会牧師・建物オーナー代表間の協約を通じて本格化した。これらの「ドヤ」は、施設を改善することはもちろんのこと、建物のオーナーの協力で5年間「ドヤ」の賃貸料を現在の水準に維持することとなった。

モデル事業は1・2次に分けて進行。1次36世帯に対するリモデリングは来る20日(木)完了し、続いて2次59世帯に対する工事に入り、来年1月末までに完了する計画だ。

ソウル市はリモデリング工事期間中の6日(木)、1次の部分完工を控えた住民たちが居住している臨時住居施設の内部と外部を公開した。

臨時住居施設はドヤ街リモデリング事業を本格推進するための基盤で、工事中の世帯が入居。臨時住居施設の居住者が工事を終えて従来住んでいたところに戻ると、新たに工事を始める別の世帯が入居するという循環使用方式で運営される。

現在はモデル事業工事の建物95棟中、1次工事を完了した36人が入居。2次対象の59世帯の36棟は臨時住居施設に入居している。残りの世帯は一括施工が避けられない点を勘案し、近隣旅館への入居を推進する計画だ。

道路占用許可は臨時住居施設建設のために7月24日に永登浦区庁長から受け、9月24日仮設建築物建築協議などの行政手続きを完了した。

地理的には既存の「ドヤ」と隣接した永登浦駅高架路も下部道路敷地(永登浦洞411-28番地ほか7つの地区)に位置している。

総2洞3階規模に36室が入っており、共同利用空間であるコミュニティ施設、トイレ、シャワー室、共同台所、倉庫などを備えている。

素材は風雨にもびくともしないよう、硬くて丈夫な海上コンテナを使用した。各部屋は一般住宅水準の断熱性能を備え、電気パネルの暖房と二重窓を設置。冬でも快適に住めるようにした。

コミュニティ施設はブックカフェ、ヘルス施設、TV視聴空間を作った。今後、永登浦区と協力して保健医療、自活、教養プログラムを運営し、住居改善だけでなく、新しい人生の活力を吹き込む意識改善までをもおこなう計画だ。コミュニティ施設管理は永登浦側の部屋相談所が引き受ける。

それだけでなく、ソウル市は、臨時住居施設建築には法的義務がない自動火災探知設備、非常消化施設、自動火災速報設備、各方消火器設置など最高水準の消防施設を備えて入居者と高架橋安全に万全を期した。

建物使用にともなう消防施設完工検査も、2012年11月19日に永登浦消防署長から受けた。

赤色、黄色、青など原色の外観が目を引く臨時住居施設は、海外の文化先進都市で新しく試みられた建築デザインを適用した。市はこのように明るくて軽快なデザインは今後の都市再生事業推進にも役立つと期待している。

パク・ウォンスンソウル市長は『臨時住居施設は臨時に留まる所だが、食べて寝る日常の空間であるだけに、わずかでも不便がないよう最大限配慮した』として『永登浦ドヤ街リモデリングのモデル事業を模範事例として定着させ、「ドヤ」や考試院など、正常ではない住居施設に対する住居環境改善システムを構築し、市民の普遍的住居福祉基準を確立していく』と語った。

出処:ソウル特別市庁

ホームページ:http://www.seoul.go.kr

ソウル特別市庁紹介

国際的な都市であり、韓国の首都ソウルの1千万市民のために奉仕する機関です。ソウル市庁は2011年10月から市民運動家出身であるパク・ウォンスン市長が市政を引き受け運営しています。パク・ウォンスン市長が公約したプロジェクトは次のとおりです。住む場所の心配のない希望の巣プロジェクト、食事と学費の心配ない学びの場プロジェクト、創造的で持続可能な良いこと場所作り、展示性土建事業の再検討と持続可能な生態都市、基本がしっかりとした都市と安全な都市システム、借金縮小と財政革新を通した均衡な暮らし、創造性と想像力でソウル経済のジャンプアップ、疎通協力の参加革新で開かれた市庁2.0、女性と家族福祉などの女性希望プロジェクト、共に幸せな福祉傘プロジェクトです。