ソウル市江南警察署は7日、風俗店の女性従業員らを相手にいわゆる白タク行為(旅客自動車運輸事業法違反)をしていたとして、白タクの運転手ら69人を書類送検したと発表したそうです。韓国メディアが伝えていました。
運転手らは2001年から今年6月までのあいだに風俗店の女性従業員や酔客に対し、他人名義の車やレンタカーで「コルティギ」と呼ばれる白タク行為をおこない、4億ウォンの不当利得を得ていたそうです。
ちなみに韓国では他人名義で登録された車のことを「大匏車(デポチャ=대포차)」というのだとか。「大匏」の「匏」は瓢(ひさご)=ひょうたんで作った水を汲むための道具のことで、대포 놓다(デポルル ノッタ)だと「ホラを吹く」、대포쟁이(デポジェンイ)だと「ホラ吹き」となります。
「コルティギ」は英語のコール(call)と韓国語のティギ=뛰기(뛰다=走る)を合わせた造語。客からタクシーの4倍ほどの料金を受け取り、猛スピードで飛ばす白タクですが、当然に一般のタクシーとは違い、事故が起きても保険に入っていないため、客は事故の補償を受け取れません。
「コルティギ」以外の普通の白タクはナラシ(나라시)と呼ばれています。
警察は「コルティギ」の運転手のなかには強盗や管理売春などの凶悪犯罪の前科者も多く、利用者が交通事故以外の犯罪被害にあう可能性もあるとして、注意を呼びかけているそうです。
2013年10月7日月曜日
江南で白タクを大量検挙
16:47
JST