東京国立博物館、朝鮮王室の遺品の返還を拒否

韓国メディアによると、東京国立博物館でおこなわれている企画展示「朝鮮時代の美術」において、1日から東京国立博物館が「小倉コレクション」から寄贈を受け、保管していた朝鮮王室の甲冑などを公開したとのことです。

韓国の「文化財を元の場所に」という市民団体は、展示品の「小倉コレクション」について、盗掘など不法な方法で収集されたものだとし、韓国への返還を求めているようです。

しかし東京博物館側としては、（当時、小倉武之助氏は）「韓国の文化財が西欧などに流出していく情況に対して、それを流出を防ごうとして、いろいろな美術品を集められた」という認識であり、返還する意思がないことを明らかにしているようです。