韓国鑑定院は1日、9月の全国の特別市と広域市、および8つ道のウォルセ(월세)家賃価格が前月より0.1%下落。これで6ヶ月連続の値下がりになったと明らかにしたそうです。韓国メディアが伝えていました。
ウォルセ家賃価格の下落傾向は、低金利基調によるウォルセ家賃供給増加などにより、住宅賃貸市場の需給不均衡が持続しているためだそうです。
地域別では首都圏が0.2%で、広域市は0.1%とそれぞれ下落。住宅類型別家賃価格は、集合住宅が7ヶ月連続で横ばい、一戸建て住宅は0.1%、アパートとオフィステルは0.2%下がったといいます。
ただし、ソウル市江南など一部地域では、チョンセ(전세)の保証金が値上がったために、店子の引越しが増えて貸し手市場となり、ウォルセ家賃が上昇したとのことです。
チョンセとは、家主に高額の保証金を預けて家賃を払う必要のない(あるいは安い家賃で済む)賃貸システムで、チョンセよりは保証金が少ないものの、月々の家賃を払うシステムをウォルセといいます。
チョンセの場合、契約期間が終了すると改めて家主と店子のあいだで保証金を決めるのですが、最近は銀行などの金利が低くなっているために、契約改定時にチョンセの保証金の大幅な引き上げを要求する家主が増えているようです。
2013年10月4日金曜日
韓国のウォルセ家賃、6ヶ月連続で下落
6:41
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