セブ島のラプラプ市に住んでいる17歳のフィリピン女性は、16歳の高校生だった昨年、40代の韓国人実業家の男性と付き合い妊娠したところ、男性は彼女に5千ペソ(12万ウォン)を渡して姿を消したといいいます。
MBCによると、こうした韓国人男性とフィリピン人女性とのあいだにできた韓比混血児、いわゆるコピーノは2万人に達するとか。しかし、コピーノの数をどのように2万人と推算したのかについては不明です。
一部には韓国人男性による性暴行によって、フィリピン人女性が妊娠したという報道も見受けられますが(動画)、フィリピンではカトリックの影響からか中絶が困難なうえに、男性が無責任で、妊娠した女性が未婚の母となることは少なくなく、冒頭のようなケースは、相手がフィリピン人か韓国人かといった違いだけなのかもしれません。
またフィリピンの歓楽街や貧困層に住む女性にとっては、外国人との結婚が「シンデレラ」への道であり、外国人とのあいだに子供をもうけて、相手に結婚を迫ろうとする女性もいるようです。
韓国からフィリピンに留学しているある大学生は、韓国でのコピーノの報道について、「刺激的な素材で同情を誘い、視聴率を高めるための報道は事実とあまりにも違う」(2011年3月7日付ニューデイリー)と批判。「韓国人の子供を妊娠したら、韓国人男性が逃げても韓国政府からの支援金が支給されるという噂が広がった場合、統制できない事態になる」と憂慮しているそうです。
「統制できない事態」というのは、韓国人男性がフィリピン女性のカモになり、「フリィピンでコピーノが爆発的に増える」ことなのだそうですが、コピーノを支援することが目的なのではなく、自分たちの組織を維持するためにコピーノの支援活動をしている、あるいは韓国政府からの援助を求めている一部の団体にとっては、そんなことはお構いなしなのでしょう。
2013年10月30日水曜日
フィリピンのコピーノ、推定2万人?
16:15
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