1971年の発足以来、42年もの間、デモ対策や一般の警察官の補助要員として活動してきた戦闘警察(略して戦警)制度が事実上廃止されたと韓国メディアが伝えていました。
戦警は1967年に一般の警察官で構成された後方地域での対スパイ作戦を目的とする戦闘警察隊がルーツで、1971年からは前年に制定された「戦闘警察設置隊設置法」に基づき、陸軍枠で徴兵した転換服務要員を配置して正式にスタートしたといいます。
1980年代初めからは、各種の集会やデモ対策と国の重要施設の警備や交通・防犯などの民生治安業務も並行しておこなってきたそうです。
危険な任務も多かったようで、戦死・殉職した人は42年間で322人に達するとか。
戦警制度がなくなるのは、兵役義務者の服務期間の短縮などによる兵役資源の減少が最大の理由だそうで、服務期間も1971年には36ヶ月だったのが、2011年には21ヶ月にまで減少。2012年1月から招集自体を中止していたとのことです。
2013年9月26日木曜日
戦闘警察、42年の歴史に幕
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