韓国の統計庁が12日に発表した「10月の雇用動向」によると、非経済活動人口のうちで就業を希望する人に、36時間未満の短時間労働者で働きたい欲求が完全に満たされていない人を加えた場合、10月の失業率は10.1%に達すると集計されたといいます。
これは政府の公式の失業率である3.2%よりも6.9%ポイントも高いそうです。
韓国メディアによると、今回発表された失業率は、「体感失業率」という名称になっている模様です。
韓国政府は従来、経済活動人口のうちで過去4週のあいだに仕事を積極的に探したか、就職を目的として1時間以上働かなかった人たちだけを失業者として集計していたとか。
これに今回、国際労働機関(ILO)の国際基準合わせて、働きたい欲求が完全に満たされていない労働力を表す指標である「雇用補助指標」を加えた結果、「体感失業率」は政府発表の失業率の3倍余りに達していたといいます。
韓国の失業率に関しては、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中でも最も低い水準だと言われていましたが、実際にはもっと高いのではないかとの指摘がされていました。
2014年11月13日木曜日
韓国、事実上の失業率は10.1%?
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