セウォル号沈没事故以来、韓国では公共交通機関の安全改善対策が進められているようです。そんななか、高速道路を走る市内バスや広域バスの「立席」禁止を厳格化することを国土交通部が発表したため、論議になっています。
韓国では、観光バスの車内で踊る行為が危険だと法律で禁止されたものの、窓のカーテンを閉めて踊る人が後を立たちませんでした。
それに対して国土交通部では、旅客自動車運輸事業法でバスにカラオケ機器やミラーボールを設置することを禁じ、車内で踊る人がいた場合には、運転手や事業者に対しても罰則規定を設けて、安全なバスの運行ができる車内の環境づくりに取り組む姿勢を示したそうです。
また形骸化していた市内バスや広域バスの高速道路通行時の「立席」禁止も、今年の7月から法改正によって厳格化すると報じられていました。
具体的には、罰則規定を現行の運転手に対する3万ウォンの過料から10日間の営業停止処分へと強化し、1年間で4度摘発された場合には、運転免許を取消にするというものだそうです。
しかし、首都圏の市内バスの通勤時間帯の搭乗率が140%という現状を考えると、バスの増便が必要になるのですが、短期間では運転手やバスの確保は間に合わず、増車によってただでさえひどい朝の交通渋滞がよりいっそう悪化するのではないかといったことも懸念されていす。
ネチズンやメディアからは、こういった準備が整わない状況での「見切り発車」に、「典型的な拙速行政」だといった批判がでていましたが、23日付のTHE HUFFINGTON POST KOREAによると、国土交通部の公共交通機関課長はCBSラジオの番組で、「立席」禁止規定の立法予告と処罰案は提示したものの、自治体と協議のうえで施行日は決めるつもりだと明らかにしたそうです。
2014/05/25
高速道路のバス「立席」が厳禁に?
5/25/2014
JST

