サイト内検索

🄫10enpan


2014/05/16

監査院、復元した南大門は再施工が必要



2008年の火災で焼失した韓国の国宝1号、崇礼門(南大門)。5年間の工事を経て昨年復元されたものの、監査院が検査したところ、いい加減な工事によって丹青と地盤の再施工が必要と判断されたようです。15日、監査院が発表したと韓国メディアが伝えていました。

監査院は昨年12月から今年2月にかけて、文化財庁とソウル市など9つの公共機関を対象に、「文化財の保守および管理の実態」の監査をおこなったところ、崇礼門の場合、丹青部分は水が付くとすぐにシミになるという理由から桐油を塗るなどして、伝統的な施工方法を無視したばかりか、防火対策も考慮せずに火災の危険性を増幅させるだけの工事をおこなっていたそうです。

丹青に関しては今年3月、伝統的な顔料を使用するよりも工費が浮くからと、完全復元のコンセプトを無視し、焼失依然には使われていなかった化学顔料を使用。丹青担当の責任者が不当に利益を得ていたとして、警察に告発されていました。

この丹青担当の責任者は、施工技術や経験もない人物といわれており、丹青は修復工事完了1ヶ月で表面が剥がれ落ちるなどしたために、工事がずさんだったとの指摘も受けています。

また崇礼門の周辺の階段の部分についても、朝鮮中・後期のころの地盤は30~50センチだったにもかかわらず、時代考証を無視して最高145センチも高く施工し、復元とは言い難い工事をおこなっていたといいます。

監査院は文化財庁に対し、丹青と地盤部分の再施工をするよう通告したそうです。