先月16日午前11時18分、船首だけを残して沈没したセウォル号の船内の様子を、7時間余り経過した午後6時38分頃に女子高校生が携帯電話で撮影したという動画が9日、遺族によって公開されたそうです。
上のYouTubeの動画は、ソウル市鍾路区清雲孝子洞の住民センターで、船内の様子を撮影した動画が公開されたときの様子を撮ったのだそうですが、生徒の声とは別に、住民センターで動画を見ていた遺族の悲痛の声も入り込んでいるようです。
動画には、「どうか全員無事に救助されることをイエス様の名において祈祷ります、アーメン」といった女子高校生の祈りの声も入っていたようで、YouTubeの動画にはその字幕が付いていました。
この船内の様子を撮影した動画の時刻が正しければ、セウォル号が沈没してから7時間20分たったのちも、高校生らは生きていて、救助を待っていたということになります。
そうすると、セウォル号が沈没してからも、しばらくは高校生が生きていたにもかかわらず、助けられなかったということになり、今以上に海洋警察の事故直後の救助活動の遅れを指摘する声が大きくなるかもしれません。
しかし、動画の撮影時間が、午後6時38分頃というのはおかしいといった意見もあります。
理由は、船が完全に沈没したあとなのに、船内は停電しておらず、窓の外も明るいことと、生徒らは救命胴衣は着ているものの、それほど取り乱しるようには見えないからだとか。
それと、ほかの動画のファイル名が「20140416_08~」や「20140416_09~」となっていることから(動画)、当該の動画も午前8時台から9時台に撮影されたのではないかといった観測もでています。
一部には、遺族を扇動し、セウォル号沈没事故を政治的に利用しようとする動きがあり、今回の動画もそれに使われるために時刻が操作されたという陰謀説もありました。
また動画を撮影した携帯電話機が水に浸かったために、それを復元させる過程で、故意にではなく時刻が変わってしまった可能性も指摘されています。
ソウル新聞によると、汎政府事故対策本部のコ・ミョンソク共同スポークスマンは9日午前、「動画があるという話を聞いて事実確認をしている」と語ったそうです。
2014/05/10
セウォル号沈没7時間後に撮った動画の真偽
5/10/2014
JST

