韓国人に好きな日本の映画はと訪ねると、この2作しか知らないのかと思うくらい大抵の人は岩井俊二監督の「ラブレター」(上の動画)か犬童一心監督の「ジョゼと虎と魚たち」を挙げます。
この2作は日本以上に韓国での知名度が高く、韓国人の友人がいる日本人のなかには、韓国人から勧められて見た人もいるのではないでしょうか。
特に「ラブレター」は劇中にでてくる「お元気ですか(오겡키데쓰까)」というセリフが流行語になり、韓国人が知っている日本語としては「ありがとうございます」と共に「お元気ですか」も「ラブレター」のせいで知られていると25日のSOLIVEKoreaでチョン・ジュヒさんが話していました(動画)。
「ラブレター」の舞台となった小樽の天狗山には、いまだに韓国人が訪れ、「お元気ですか」と叫ぶそうです。
「ジョゼと虎と魚たち」は韓国では単にジョゼ(조제)と呼ばれることが多く、女優のイ・ヨンエが外国映画のなかで一番好きだと話していたとか。そのイ・ヨンエが主演した「親切なクムジャさん」の「ノナチャラセヨ(너나 잘하세요)」(動画)も流行語になりました。これは「大きなお世話」とか「ほっといてよ」とかいう意味で、直訳だと「あんたがしっかりしなさい」でしょうか。
韓国でハワイの話がでると、条件反射的に「友へ チング 」のセリフ「お前が行けハワイ(ニガカラハワイ=니가 가라 하와이)」(動画)を口にする人がいます。チャン・ドンゴンのセリフですが、既に伝説と言っていいほどで、テレビのコメディー番組でパロディーになっています。ペ・スヨンさんも言っていました(動画)、ドラマ版「チング 友よ」でも、このセリフはそのまま使われていました。
最近では「犯罪の戦争」の「サラインネ(살아있네)」(動画)でしょうか。直訳すると「生きているね」ですが、「いいね~」くらいの意味になると思います。チョン・ジュヒさんもSOLIVEKoreaで使っていました(動画)。
2013年6月26日水曜日
映画のセリフが流行語に
15:45
JST