東京の東小金井駅南口近くに「明洞」という韓国家庭料理の店があります。この店のエントランスには、毎年のようにツバメがやってきて巣を作るのですが、今年も卵を産んで雛を育てていました。
ツバメの巣の下には、床が汚れないようにフンを受けるダンボール箱が置いてありました。ツバメの巣は家内安全や商売繁盛のご利益があると言われている縁起のいいものなので、取り払わないでそのままにしているのでしょうね。
「沼端系」というブログに2009年に撮影されたと思われる当該の巣の写真がありました。今年の巣も2009年に撮影された写真と同じく、天井から下がっているライトの上にありました。
日本では「若いツバメ」というと年上の女性の愛人になっている男のことを指しますが、韓国で「ツバメ」というと、ナイトとよばれるキャバレーで女性相手に詐欺をはたらく男のことを言います。
韓国でも日本と同じく「ツバメが低く飛べば雨が降る(제비가 지면 가까이 날면 비가 올 것이다=ツバメが地面の近くを飛ぶと雨が降る)」という諺があります。これはツバメが天気を予想できるのではなく、餌となる昆虫が湿気のために飛ぶのが大変で低いところにいるのをツバメが追って飛ぶからなのだとか。
「明洞」は水曜日が定休日で、ランチタイムは11:30~14:30(土日はなし)、夜の部は17:30(土日は17:00)~23:30とのことです。
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上は10日に撮影した明洞のエントランスにあるツバメの巣の写真です。10日にはツバメの姿は見えませんでしたが、25日には親鳥が巣のなかにいました。