見た目が犬のペニスによく似ていることから、韓国ではケプル(개불、ケは犬のことでプルは陰部の意味)と呼ばれているユムシ。全南道海洋水産科学院が養殖に成功したとの報道もありますが、ほとんどは中国からの輸入もののようです。
日本では北海道の一部くらいでしか食べませんが、韓国では刺身や炒め物で食べるほか、鯛やカレイを釣る時のエサとしても使用されています。
ユムシの刺身は日本料理屋に行くとででてくるので、韓国人のなかには日本料理だと誤解している人がいました。
ユムシは高麗末期恭愍王の時代の僧でMBCドラマの主人公にもなった辛屯(シンドン)が強壮食品に利用したとも伝えられていて、甘みが強く、タウリンやグリシンなどの含有量が多いそうです。ビタミンCとEも豊富で、免疫力強化に役立ち、ダイエットにも効果的だと知られているとか。
ほかにもアスパラギン酸が含まれていて、アルコール代謝促進に有効なため、二日酔いの解消になるとか、鉄分が豊富で貧血の予防になるなどの効果を挙げる人もいますが、はたして。
お好み焼きにのせたカツオブシや、ぶつ切りにしても動いているタコの足が動くのを見てびっくりする外国人もいますが、ユムシの生き造りも海外では気持ち悪いと評判で、「嫌悪食品」になっているようです。
2013年6月28日金曜日
ユムシは韓国ではポピュラーな食べ物
17:17
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