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2013年4月10日水曜日

釜山の「甘川文化村」で「観光公害」



木村拓哉主演の映画「HERO」のロケ地として、日本でも知られている釜山市沙下(サハ)区の「甘川(カ ムチョン)文化村」ですが、観光客が訪れることによる「観光公害」に悩まされているとのことです。

「甘川文化村」のある甘川2洞周辺は、1950年に勃発した朝鮮戦争で各地から逃げてきた避難民によって形成された場所だそうです。山の急な斜面にある、韓国人にとっては懐かしい家並みなので、再開発されずに残ったようです。

そんな「甘川文化村」ですが、建物の壁などを絵で飾るイベントや、KBSのバラエティ番組「ハッピーサンデー1泊2日」で紹介したことから訪れる人が増え、静かだったところが騒がしくなり、横断幕で注意喚起を促す事態にまで陥ったようです。

イ・ギョンフン沙下区庁長は、「多くの観光客が訪れてくれることはありがたいことだが、住民が居住する地域であるだけに、もう少し注意していただければ、より感謝する」(9日付釜山日報)と明らかにしたとのこと。

釜山日報には、「住民は、このような弊害を減らすために10人だったボランティアを16人に増やした。また、沙下区庁は中国語を話せる人を投入して、増加する外国人観光客を案内する計画だ。」と書いていますが、横断幕の注意喚起の文字はハングルだけでした。日本人観光客はおとなしのでしょうか?ちょっと気になります。