サイト内検索

🄫10enpan


2013年3月5日火曜日

「ますます絶望的になる資本主義社会の現実」



北朝鮮の祖国平和統一委員会が運営するウェブサイト「わが民族同士」に1日、アップロードされた「ますます絶望的になる資本主義社会の現実」。米国や欧州の悲惨さを強調しようとしているのでしょうが、北朝鮮よりかはマシなのではないでしょうか。


こちらは2010年11月13日に朝鮮中央テレビで放送された「富む者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる南朝鮮社会」。

番組の題名は別に間違ってはいません。韓国は格差社会で、「富む者は益々富み、貧しい者は益々貧しい」のは事実で、そのことは韓国人も認めるでしょう。

ただしこの番組で紹介しているのは、だいぶ前の貧民街(タルトンネ=달동네=月の町)やソウル駅のホームレスの様子を伝えるドキュメンタリー番組の映像です。

これは現在の韓国の貧困社会ですら、北朝鮮のテレビでは放送できないほど、韓国よりも北朝鮮の方が悲惨な状況にあるということを示唆しています。

ちなみにこちら(動画)は、2006年にアップロードされたソウル駅の映像ですが、当時は駅前にいたホームレスは今ではほとんど見かけられなくなりました。

ソウル市内で再開発されていない有名な場所といえばホンチェ洞など(動画)があります。一部を除き、ソウルの70-80年代の雰囲気をそのままに残しており、蟻の村(ケミマウル=개미마을)と呼ばれていて、映画「9歳の人生」、邦題は「僕が9歳だったころ」の撮影に使われていました。そこは貧しい人々が暮らす町というイメージはあるものの、郷愁を漂わせる趣のある場所として紹介されています。