有田芳生参議院議員らが呼びかけ人になり、「在特会」(在日特権を許さない市民の会)などによる「排外・人種侮蔑デモに抗議する国会集会」が14日午後、参議院議員会館講堂で開かれました。
これに関し、「在特会」ら排外主義者について、『実体がはっきりしないが、相当数は「外国人に職を奪われた」と感じる社会的弱者であると推定され』(16日付韓国日報掲載)と聯合ニュースの東京特派員は分析していましたが、どうも日本の事情に疎いようです。
昨今の日本の雇用破壊は、労働者派遣法の規制緩和で、それまで派遣が禁止されていた分野でも派遣労働者を使用できるようになったためであって、日本の労働者が欧州のように移民や不法滞在の「外国人に職を奪われた」のではありません。また、そう「感じる社会的弱者」がいるわけでもありません。
日本の排外デモの実態は、ネット社会での集団ヒステリーを人格異常者が扇動して現実社会でも起こしているといったところでしょう。
韓流ブームで日本社会からコリアンに対する差別が薄れるなか、表立ってレイシズムを助長する輩が現れたことは、差別を口実に不当な要求を突きつけてきた在日社会の一部や日本人の支援者にとっては願ってもないことです。思慮が浅い「在特会」らはそういった連中を支援しているといえます。
2013年3月20日水曜日
排外・人種侮蔑デモに抗議する国会集会
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