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2013年2月28日木曜日

自動車初期品質水準…「日本-ヨーロッパ-韓国の順」

‐日本車、「ハンドリング/ステアリング」、「ブレーキ」、「変速機」で卓越

-ヨーロッパ車は「エンジン」が強み

(ソウル=ニュースワイヤー) 2013年02月28日--自動車の初期品質は国産車よりは輸入車が、輸入車のなかでは高級ブランドと高級車(5千万ウォン以上)がより優秀だった。ヨーロッパ車と日本車は全体のポイントは似かよっていた、詳しくみると明確に違う点があった。国産車は問題点の類型でヨーロッパ車と似ていた。 日本車の「ハンドリング/ステアリング」、「ブレーキ」、「変速機」、「内部/インテリア」、そしてヨーロッパ車の「エンジン」は国産車が習わなければならない部分だった。

自動車専門リサーチ会社であるマーケティングインサイト(www.mktinsight.co.kr)が2012年自動車企画調査で新車を買った消費者が経験した問題点の数で自動車の初期品質を評価した。 車に乗って体験する問題点を「エンジン」、「ブレーキ」など13の特性、170の項目でチェック。車を購入したのち、平均3ヶ月間乗って経験した問題点を全部チェックするようにした。初期品質はこのようにチェックされた問題点を車両100台当り問題点数で換算し算出した[表1]。

国産車と輸入車全体を対象に評価した初期品質の問題点は「騒音/雑音」で平均36.4点と最も多く、その次に「エンジン」(23.8点),「ハンドリング/ステアリング」(14.3点)の順だった。初期品質の問題点数が多くの特性を国産車と輸入車別にみると、国産車は「騒音/雑音」(36.3点)、「エンジン」(24.7点)、「ハンドリング/ステアリング」(14.8点)。輸入車は「ハンドリング/ステアリング」(37.2点)、「オーディオ/ビデオシステム」(17.5点)、「エンジン」(15.7点)の順だった。

国産車は多くの特性の評価で輸入車より劣勢であった。特に「エンジン」、「ハンドリング/ステアリング」、「車体/塗装/モールディング/漏水」などで劣った。反面「オーディオ/ビデオシステム」、「電気装置/アクセサリー」では国産車が輸入車より評価が高い。

輸入車のなかで日本車とヨーロッパ車を比較すると、日本車は「ハンドリング/ステアリング」、「オーディオ/ビデオシステム」、「ブレーキ」などでヨーロッパ車よりもかなり評価が高い反面、「騒音/雑音」と「エンジン」、「温度調節/換気装置」、「車体/塗装/モールディング/漏水」などではヨーロッパ車が日本車よりも評価が高い。

日本車はいくつかの領域で問題点が韓国車とヨーロッパ車の1/2以下に過ぎず卓越した競争力をみせた。

反面「騒音/雑音」は日本車の最も大きい弱点だった。日本車の「騒音/雑音」だけが50PPHを越え、平均50.4点という最も多い問題点だった。

高級ブランド、高級車の強みは、動力性能や周辺装置よりはインテリアや外装、そして消耗品にあった。これらの「内部/インテリア」、「車体/塗装/モールディング/漏水」での問題点は、量産ブランドや中低価格車の1/2に過ぎず、その「格差」を誇示。「タイ」と「バッテリー」はほとんど「問題なし」に近かった。

初期品質で国産車は日本車よりヨーロッパ車にはるかに近い。問題/故障領域別に問題点数の分布をみると、国産車とヨーロッパ車が全体的に似たようなパターンをみせていることが分かる。一方、相対的に最も大きい差は「エンジン」(10PPH以上)にあった。国産車がヨーロッパ車に追いつくためにも、一日も早く改善しなければならない領域といえる。

日本車の初期品質競争力は、いくつかの側面で比較できないほど高い。13の領域のうち5ヶ所で問題点の数が韓国とヨーロッパ車の1/2ほどで、特に「内部/インテリア」では1/7以下であった。 日本はすでに一段階下という雲をつかむような評価(自動車リポート13-6号、「自動車最強国はドイツ、その次は?」から抜け出すことができず、「ハンドリング/ステアリング」、「ブレーキ」、「変速機」などの核心部門で日本車の優秀な品質優位を認め、見習わなければ、これらに追いつくのは遥か先のことになるになるであろう。

[調査概要]

・調査実行機関:マーケティングインサイト(www.mktinsight.co.kr

・調査性格:企画調査(Syndicated study)

・母集団:全国のe-mailを利用する自動車使用者

・調査時点:2012年7月

・資料収集方法:オンライン郵便調査(e-mail survey)

・調査規模:総回答者95012人

出処:マーケティングインサイト

ホームページ:http://www.mktinsight.co.kr

マーケティングインサイト紹介

マーケティングインサイト(www.mktinsight.co.kr、キム・ジングク代表)は2000年に設立されたfull-serviceマーケティングリサーチ会社としてオンラインリサーチをその根幹としています。 マーケティングインサイトは82万人余りに達する韓国最大規模のオンラインパネルを保有しています。マーケティングインサイトはこの大規模パネルをベースに、10万人以上の超大型企画調査を毎年3回以上実施しています。