(ソウル=ニュースワイヤー) 2013年01月23日--国連安保理は北朝鮮の2012年12月12日の長距離ミサイル発射を糾弾し、安保理決議1718号(2006)および1874号(2009)に続き、対北朝鮮制裁を拡大・強化した安保理決議2087号を2013.1.23(水)05:10(ニューヨーク現地時間1.22(火)15:10)理事国の全会一致で採択した。
今回の決議は△制裁対象の拡大(団体6、個人4、核・ミサイル関連品目更新・追加)、△北朝鮮金融機関(支店、代表者、代理人、海外子会社含む)関連すべての活動に対する監視強化要求、△公海上疑惑船舶に対する検索強化基準用意推進、△制裁回避のための大量現金利用手法喚起、△「catch-all」性格の対北朝鮮輸出統制強化、△制裁対象追加指定基準提示等を通した制裁委員会の任務強化などの制裁を強化した。合わせて、同決議は北朝鮮の追加挑発時安保理が重大な措置を取るようにする条項を含んでいる。
※ 「Catch-all」:安保理決議1718号と1874号が指定した対北朝鮮禁輸品目ではなくても、軍事的に転用される恐れがあると会員国が判断する全ての品目に対し、輸出統制を施行する措置
安保理の今回の措置は昨年4月、北朝鮮のミサイル発射の際、採択された議長声明より形式と内容面で強化された措置として、北朝鮮の追加的な挑発を容認しないという国際社会の断固たる明らかな意志の表明と評価される。
韓国は決議採択推進過程で韓・米および韓・米・日間の緊密な共助を基盤とし、中国など、その他理事国との協議を進めた。特に今年1月からは安保理理事国として議論過程で積極的な役割を果たした。
出処:外交通商部
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2013年1月24日木曜日
国連安保理、対北朝鮮制裁強化決議2087号採択
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