朝鮮戦争当時の1950年10月17日から12月7日にかけて、黄海道信川郡などで米軍が3万5千3百人あまりの一般人を虐殺したと北朝鮮が喧伝している信川虐殺事件ですが、1960年には博物館を建て、反米教育の場としているようです。
IADL(International Association of Democratic Lawyers=国際民主法律家協会)も米軍による虐殺との認識ですが、韓国では北朝鮮の人民軍による虐殺に対抗する勢力(反共青年会)の蜂起に一般市民も巻き込まれたとする意見が主流のようです。
韓国ではほかに、朝鮮戦争当時は米軍に指揮権があり、蜂起した反共青年会は米軍の「下手人」にすぎず、虐殺がおこったことは米軍に責任があるといった意見もあります。また、北朝鮮の喧伝と同じ内容をネットに流している勢力もいます。
ちなみにパブロ・ピカソは、裸の女性や子供に鎧をつけた兵士が銃や剣を向ける「信川虐殺」をモチーフにした絵を描いています。
2012年11月29日木曜日
信川虐殺事件
17:13
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