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2012年10月18日木曜日

ハンギョレがゴム弾の安全性「論難」をフレームアップ



16日、黄海の韓国領海内で違法操業をしていた中国漁船が韓国海洋警察の取り締まりにあった際、凶器を持って抵抗した中国漁民が40㎜圧縮スポンジ衝撃弾に打たれて死亡した事件がありました。

この40㎜圧縮スポンジ衝撃弾は直径4㎝ほどのピンポン球サイズで、重さは60グラム。有効射程距離は3から30メートル。海洋警察の内部指針で8メートルから10mの距離で撃つ代物で、2008年に木浦海洋警察所属の海洋警察官が違法就業していた中国漁船を取り締まるなか、中国人の漁民にシャベルで殴られ海に落ちて亡くなった事件があってから使用するようになったという経緯があります。

この事件でハンギョレは「海警の鎮圧装備、安全性論議」「10mで打撃を受ける野球ボールレベルの衝撃」という見出しの記事を掲載。あたかも韓国の海洋警察の行為に問題があり、イシューになっているとの印象を与える記事を載せていましたが、中国ですらこの事件に関しては「冷ややか」(財形日報)で「論難」になっているとは言い難く、ましてや韓国においては海洋警察の処置は当然と受け止められています。

この40㎜圧縮スポンジ衝撃弾は米国CTS社製で、木浦の海洋警察署長によると「国の内外を問わず死亡事故が発生したことはただの一度もない」とのことです。

死亡した中国漁民は当日の午後3時45分ごろにゴム弾を受け、病院に移送したあとの午後6時頃死亡したとのことです。死亡原因については19日に国立科学捜査研究院でおこなわれる司法解剖ののちに公表されるといいます。