韓国ドラマにでてくるダメ男の冬のファッションといえば、トレーニングウエアのうえに「カルカリ(깔깔이)」を羽織るという格好が定番になっています。除隊間近の兵長なども、兵舎では「カルカリ」姿でいるようです。
本来「カルカリ」は、兵士がミリタリージャケットのなかに着るキルティングのライナーなのですが、韓国では日本のはんてんと同じく部屋着のうえに着るダサい防寒着といった感じで着られています。
「カルカリ」の正式名称は「防上内衣(防寒上衣内衣の略?)」らしいのですが、俗称の「カルカリ」を日本人が知っていると韓国人に驚かれます(動画1/動画2)。韓国人でも女性だと知らない人もいました(動画)。
2011年に軍服が新しくなって、「カルカリ」も最大50度から60度の熱を出す特殊な素材が入っている製品に変わったといいますが、昔は「ごわごわ(カルカラダ=깔깔하다)」した布で作っていたので「カルカリ」と呼ぶようになったという説もあるそうです。
ちなみにミリタリージャケットは(ヤサン=야상)といいますが、漢字で書くと野上で、正式名称である野戦上衣の略とのことです。除隊した兵士が着ているのは、それのライナーですが、コピー商品も在来市場やインターネットで売っています。
最新のものでない「カルカリ」は、アルファインダストリーのALS/92ライナー・M-65のジャケットライナーとミリタリーショップで注文すれば、日本でも手に入ります。
2013年11月23日土曜日
韓国の冬の必須アイテム「カルカリ」
5:47
JST