(Voice of America)北朝鮮は今日(27日)、韓国政府の開城工団滞留者の全員撤収決定を非難し、工団完全閉鎖の責任は南側が負うことになるだろうと威嚇しました。
北朝鮮の中央特区開発指導総局のスポークスマンは、「開城工業地区を完全に閉鎖する責任は、全面的に南側が負うことになるだろう」と明らかにしました。
しかし、開城工団の完全閉鎖に対しては特に言及しませんでした。
そうしたなか、韓国政府は27日、開城工団で韓国側滞留者の撤収を始めました。
滞留者が搭乗した自動車とバス、荷物を積んだトラックは韓国に戻りました。
韓国統一部は開城工団に滞留中だった韓国人関係者175人のうち、126人が今日中に帰還し、残りは後日追加で帰還すると明らかにしました。
韓国政府は開城工団運営再開の公式交渉を提案したが、北朝鮮が拒否。26日、工団滞留者全員の撤収決定を下しました。
韓国は25日、北朝鮮に交渉提案に応じることを促し、24時間の締め切り時間を提示。北朝鮮が応じない場合は重大な措置をとると警告しました。
北朝鮮は26日、返答期限が数時間過ぎたのちに韓国政府の提案を拒否し、韓国が開城工団の状況を悪化させるならば、北朝鮮が先に強硬措置をとると対決姿勢をむきだしにしました。
2013.04.28分
2013年4月28日日曜日
北朝鮮「開城工団完全閉鎖、全面的に韓国責任」
16:28
JST