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2014年4月11日金曜日

韓国のノーパンクタイヤTANNUS



自転車のノーパンクタイヤ=パンクレスタイヤといえば、以前は1年も乗ると変形してしまうウレタンチューブや、液漏れを起すゲルをチューブに注入するタイプなど、イマイチな製品が多かったのですが、最近ではけっこう良い製品も出てきました。

日本の場合だと、(株)型善という愛知県の会社が開発したプラスチックの発泡体がチューブになっているe-コアフィットインシステム(e-コア 動画)があります。2年ほど前に取り寄せて自分で装着し、使用してみましたが、ヘタることもなく、乗り心地もまずまずでした。ただし、タイヤが減った際には、リムをはずしてタイヤを交換しなければならなところが玉に瑕でしょうか。

e-コアを履いたアサヒサイクルの27インチの自転車も購入しましたが、乗り心は多少硬いものの、サドルにサスペンションが付いているので大きな問題はありませんでした。

アサヒサイクル以外では、スーパーのイオンなどでも扱っているようです。折りたたみ自転車の小径車も売り出されていますが、タイヤの減りによる交換の手間を考えると、大きめのタイヤの自転車を購入することをお勧めします。

韓国で自転車といえば、運搬用かスポーツ感覚で乗るクロスバイクが主流で、いわゆるママチャリや通勤用のシティーサイクルを見かけることは少なく、アジアにあって自転車過疎地域のイメージが強いですが、ノーパンクタイヤに関しては、TANNUS社が先進的な製品(上の動画)を開発しています。

TANNUS社はマイダスタイヤとして2003年に創業。パンクレスタイヤの開発に取り組み、2009年に国内市場に参入し、2012年からは日本にも正式に製品を輸出しているようです。

TANNUSタイヤを扱っている自転車店のリストを日本の輸入元が公開していました(TANNUS取扱店一覧)。また武田産業では、TANNUSタイヤを装着している自転車も販売しているようです。

TANNUSタイヤの特徴は、一般のタイヤよりも「軽量化に成功」していてるとことでしょうか。また乗り心地もそれほど悪くないといい、タイヤの減りも一般の製品とそん色ないとのことです。

ただしTANNUSタイヤも、やはり欠点は装着方法にあるようで、従来のタイヤから交換する際には、リムをはずさなければなりません。前輪はともかくとして、後輪の取り外しはシロウトにはかなり難しいため、自転車屋でやってもらうしかないようです。

また韓国のユーザーによると、「専用のツールを使用して固定ピンを30~40個程度リムに入れなければなら」ず、最初は苦労するそうです。ただし、こちらに関しては、「幸いなことに、最初の車輪を装着すると、要領がわかり」、2度目からは「比較的に(楽に)できる」ようになるといいます。