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2013年2月19日火曜日

食薬庁、ベンゾピレン基準超過「唐辛子の種油」回収および廃棄措置

(清原=ニュースワイヤー) 2013年02月19日--食品医薬品安全庁(イ・ヒソン庁長)は中国QINGDAO FIRST GLOBAL FOODS CO. LTD社が製造した「唐辛子の種油」製品からベンゾピレンが基準(2ppb)を超過し、該当製品を回収・廃棄したと明らかにした。

※処分関係法令:廃棄(食品衛生法第72条)、是正命令(食品衛生法第71条および施行規則第89条別表23)

※ベンゾピレンは高温(約350~400℃)で食品を料理または、製造する過程で炭水化物、蛋白質、脂肪などが不完全燃焼する場合生成される物質だ。

また、該当非適合唐辛子の種油を直接輸入し、原料として使用・製造したテギョン農産(株)の「ポックムヤンニョム粉1号・2号(1次加工品)」製品に対しても自主回収を勧告し、該当業者に行政処分(是正命令)を下した。

ただし、テギョン農産(株)の「ポックムヤンニョム粉1号・2号(1次加工品)」が一部使われた農心ラーメンのスープ原料(2次加工品)の場合、2次加工品のうえに当該のラーメンスープからはベンゾピレンが検出されず、農心ラーメンに対しては自主回収勧告などの措置を取らなかった。

※原料(唐辛子の種油) →ポックムヤンニョム粉(1次加工品) →ラーメンスープ(2次加工品)

今回の措置は、去る2月14日開催された食品衛生審議委員会がベンゾピレン基準超過検出原料使用1次および2次加工品に対する危害評価および自主回収の有無などを審議した結果を反映。審議結果は次のとおりだ。

まずベンゾピレン基準を超過した原料である「唐辛子の種油」を使った1次加工品(ポックムヤンニョム粉)に対しては、被害はないものの、従来の措置などを考慮して自主回収勧告という措置が必要と決定した。

また、1次加工品(ポックムヤンニョム粉)を使った2次加工品(ラーメンスープ)からはベンゾピレンは検出されず、自主回収勧告措置は不必要だということで同意した。特に基準がない2次以上の加工品に対しては、科学的危害評価を経て危害がないと判断された場合には、自主回収勧告措置が不必要だとの意見に集約された。

合わせて類似事例の再発防止のため、ベンゾピレン基準超過原料使用1次・2次加工品製造業者に対しては、原料に対する管理強化次元で検査命令措置などが必要で、政府と業界がともにベンゾピレン低減化対策をたてるよう検討しなければなければならないと提案した。

食品医薬品安全庁は、安全管理強化の次元でベンゾピレン基準が適用される輸入唐辛子の種油などの食用油脂に対しては、輸入段階の検査を強化し、テギョン農産(株)に対しては、ベンゾピレン基準がある原料についての検査命令を施行すると明らかにした。

また農心については、スープ原料供給協力業者に対する安全管理を強化し、ベンゾピレン基準がある原料に対しても輸入段階での検査命令制度を施行する計画だ。

※検査命令制度:食品衛生法第19条の4および検査命令対象食品などに対する規定(食品医薬品安全庁告示第2012-11号)により輸入申告した食品などで非適合率が高かったり、国内外で被害発生の憂慮が提起された食品などに対し、営業者に検査を命じる制度である

合わせて食品製造工程で自然的に生成されるベンゾピレンの低減化対策、ベンゾピレン基準再設定などを検討する計画だ。

出処:食品医薬品安全庁

ホームページ:http://www.kfda.go.kr

食品医薬品安全庁紹介

食品・医薬品などの安全管理のために設立した保健福祉部所属行政機関